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10月は『乳がん啓発月間:ピンクリボン月間』です。

[2024.10.09]

皆様、こんにちは。

ようやく、秋の気配が感じられるようになってきましたね。

気が付けば開院して早3か月が過ぎました。まだまだ、微力ですが皆様のお役に立てるように頑張っていきたいです。

そんなわけで、気が付けば10月です!

10月はピンクリボン月間として、乳がんの予防・早期発見・早期治療を促進するための啓発活動月間となっています。

そもそも、ピンクリボンって何?と思いますよね。

もともとはアメリカの軍人さんの奥さんが戦地で人質となった夫の無事を祈ってリボンを木に結び、そして友人や家族たちが彼女にならってリボンを結んだ事で、リボンが「メッセージを伝えるための道具」としてアメリカの全国民に認知されたことが始まりで、そこにヒントを得たエイズの活動家たちが「レッドリボン」を活動のシンボルとして使いはじめ、さらにそれを見た各種慈善事業団体がリボン採用にうごきだしたのが始まりのようです。

 

現在は啓発活動や支援の意志を示すために身に付けるリボンを「アウェアネスリボン(Awareness ribbon)」と呼び、直訳すると「気づきのリボン」「認識のリボン」という意味になります。リボンを輪にして折り、ピンで留めるのが基本スタイルで訴える課題によってリボンの色が変わり、それぞれにメッセージがあります。

 

乳がん    ピンクリ         啓発月間 10月

肝がん    エメラルドグリーン    啓発月間 10月

卵巣がん   ティール(青緑)     啓発月間 9月

子宮体がん  桃色           啓発月間 9月

小児がん   コールド         啓発月間 9月

白血病    オレンジ         啓発月間 9月   など…

 

そのほかにも、オレンジは子供の虐待防止、イエローは障害者の自立支援など、病気以外の活動にも様々なシンボルカラーのリボンが用いられているようです。

 

乳がん啓発のピンクリボンは、1980年代のアメリカで、乳ガンで家族を失った人たちが「このような悲劇が繰り返されないように」との願いを込めて作ったリボンからスタートしたと言われています。
また1991年の秋には、カリフォルニア州で乳ガン撲滅に取り組むスーザン・G・コーメン乳ガン基金(Susan G. Komen Breast Cancer Foundation)が、5kmのマラソン&ウォーク「レースフォーザキュア」を開催し、参加者にピンク色のリボンを配り、これがピンクリボン運動としての最初の活動とされています。

現在、ピンクリボン運動は世界中で認知されており、日本でも毎年10月1日から31日まで「乳がん月間」として様々なイベントが開催されています。日本でも乳がん患者数が増加の一途を辿っており、1994年ころからピンクリボンキャンペーンとして患者さんの団体などから始まり、2000年からは企業がタイアップし、東京タワーがピンク色にライトアップされるなど、視覚的にも啓発活動が行われるようになりました。

ピンクリボン運動は、乳がんに関する知識を広め、定期的な検診の重要性を訴えることで、多くの命を救うことを目指しています。皆様もこの機会に乳がんについての理解を深め、検診を受けることを検討してみてはいかがでしょうか?

 

当院も、今年は準備不足のため、特にピンクリボン月間に特別なことはできそうにないのですが、来年からは何か皆様にお役に立てるような企画ができればなと考えています。こんなことしてほしい、や、こんなことが知りたいなどがあれば、ぜひ、教えてくださいね。

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