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乳がん検診とステージ

[2024.11.22]

みなさま、こんにちは。

急に寒くなって、体調崩されていませんか?

あったかいものを食べて、ご自愛くださいね。

 

さて、今回は乳がん検診と乳がんのステージについて考えたいと思います。

よく癌になった時、ステージはいくらですか?とか、聞かれたことがある方も多いと思います。ステージとは癌の進行度を示す数値で数字が大きくなればなるほど、進行しているということになります。

乳がんも癌の大きさ、リンパ節転移の度合、全身への転移の有無などからステージ0から4まで分類されます。

毎年、乳がん学会が全国の病院からデータを集めて、集計を学会員サイトで発表しています。

最新は2020年度のデータが発表されております。

そのデータの中で、癌の発見契機とステージも見ることができます。

そのデータから、グラフを作成したものです。

 

これを見ると、検診発見と自己発見がステージ1と2の間で逆転しているのがわかるかと思います。

ステージ2からは圧倒的に自己発見が増えています。

それでは、次にステージ別の10年生存率を見てみましょう。

ステージ1までなら、約9割の方が10年後も生存していることがわかります。

2020年のデータでは、乳がんの罹患者の年齢中央値が61歳となっており、若い人なら20代からなることもあります。また、40代から急激に罹患者が増加します。

現在、日本の平均寿命が2023年の厚生労働省の発表によると87.14歳とのことです。

なので、ステージが進んだ状態で診断に至ると、平均的な寿命まで生存する可能性は低くなってしまいます。

乳がんになるのを予防するのは、なかなか難しいですが、乳がんになっても乳がんで亡くなることを避けることは検診を定期的に受け、日ごろからご自身の乳房を気にかけてチェックすることによりできる可能性が高まります。

また、治療も早期発見の方がより軽く済みます。

もう年だから…、なんてことはありません。最近は高齢化に伴い、高齢者の乳がんも増えていると言われています。

まずは、何もなくても乳がん検診を受けてみてくださいね。

意外と、マンモグラフィは痛くなかったというお声が圧倒的です。

どうしても、マンモグラフィが嫌、という方には超音波検査もありますので、一度、ご相談ください。

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