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HER2陽性乳がんに新しい治療薬が承認|ツカチニブ(ツカイザ®錠)をわかりやすく解説

[2026.05.01]

みなさん、こんにちは。くみこ乳腺クリニック 院長の岡田です。

今回は、HER2陽性乳がんに対する新しい治療薬、
ツカチニブ(商品名:ツカイザ®錠)について、できるだけ簡単にご説明します。

ツカイザ®錠ってどんな薬?
乳がんの中には、「HER2陽性乳がん」と呼ばれるタイプがあります。
ツカイザ®錠は、このHER2の働きを抑えて、がんの進行をゆるやかにするお薬です。

どんなときに使うの?
ツカイザ®錠は、
トラスツズマブやカペシタビンと一緒に使う治療が基本です。
これまでにいくつか治療を受けた後の、再発・進行乳がんで使われるお薬です。

ポイント
生存期間を延ばす効果が確認されていること、そして脳転移がある場合にも効果が期待できることが特徴です。これまでの治療では難しかった部分にも対応できる、新しい選択肢の一つです。

脳転移にも効果が期待できる理由
HER2陽性乳がんでは、脳に転移することがしばしばあります。
通常、脳は「血液脳関門」というバリアで守られており、多くの抗がん剤は脳の中まで届きにくいとされています。
ツカイザ®錠は比較的小さな分子のお薬で、このバリアを通り抜けやすい性質があります。そのため、脳にあるがんにも作用しやすいと考えられており、実際の臨床試験でも脳転移がある方に対して効果が確認されています。

副作用について
比較的使いやすい薬ですが、下痢、手足の皮膚トラブル、肝機能の変化などがあります。特に下痢は出やすいことがあるため、気になる症状があれば早めにご相談ください。

さいごに
乳がんの治療は年々進歩しており、その方に合った治療を選べる時代になってきています。気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。

ゴールデンウィーク中のご案内
5月1日(金)・5月2日(土)は診療を行っております。
現在のところ、ご予約に少し余裕があります。
普段お忙しく、検診を後回しにされている方も、この機会に受診をご検討くださいね。

それでは、楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。

 

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