2月4日は世界対がんデー 〜変わってきた日本人のがんと、検診の大切さ〜
こんにちは。
くみこ乳腺クリニック院長の岡田です。
2月4日は「世界対がんデー」です。
がんについて正しく知り、予防や早期発見、治療、そしてがんとともに生きることを、世界中で考える日として設けられています。
日本では、がんは今や2人に1人が生涯で経験すると言われる病気です。
この数字を聞くと、がんがとても増えたように感じるかもしれませんが、実際には高齢化や診断技術の進歩によって、がんが「見つかる時代」になったという側面もあります。
日本人のがんの種類も、この20年ほどで変わってきました。
以前は胃がんや肝がんが多い時代がありましたが、ピロリ菌対策や肝炎ウイルスへの治療が進んだことで、これらは以前より減少してきています。
一方で、現在目立つのは大腸がんや乳がんです。
がんによる死亡数を見ても、胃がんや肝がんによる死亡は減少し、大腸がんや乳がん、膵がんなどが上位を占めるようになってきました。
特に大腸がんや乳がんは、検診や早期発見によって治療の選択肢が広がり、命を守ることにつながるがんです。
がんによる死亡の構造が変わってきた今、検診の意味は以前よりも大きくなっていると感じます。
がん治療も、この20年で大きく進歩しました。
手術や放射線治療の精度は向上し、薬物療法も選択肢が増え、早い段階で見つかれば、体への負担を抑えた治療が可能なケースも増えています。
検診は、不安を探しに行くものではありません。
症状がない今の状態を確認し、安心を得るための大切な機会です。
世界対がんデーをきっかけに、ご自身の体や検診について、少し立ち止まって考えていただけたらと思います。
当院も、地域の皆さまが必要なときに安心して医療につながれるよう、これからも丁寧な診療を続けていきます。
