まるで雛祭り?乳がん手術で“全員女性”になることがある理由
みなさん、こんにちは。
くみこ乳腺クリニック院長の岡田です。
昨日はひな祭りでしたね🌸
みなさんのお家ではお雛様は飾られましたか?
我が家も毎年のことながら、
「もう3月!出さないと!」と少し慌てながら、ギリギリで娘の雛人形を出しました。
まだ小さい娘と一緒に、
「これはお内裏様だよ」「これはお雛様だよ」と話しながら飾っていると、
なんとも言えない穏やかな気持ちになります。
子どもの健やかな成長を願う行事なんだなと、改めて感じる時間でもありました。
そういえばこの時期になると、ニュースで「雛祭りフライト」という話題を見かけることがあります。
パイロットも客室乗務員も、運航に関わるスタッフが全員女性という特別便です。
華やかで素敵な取り組みですよね。
実は、この“全員女性”という光景、乳腺外科の手術室でも珍しくないのです。
手術室が“雛祭り状態”になることがあります
乳がんの患者さんは、ほとんどが女性です。
そして最近は、
乳腺外科医に女性が増えていること
麻酔科医はもともと女医率が高いこと
研修医にも女性が増えていること
手術室の看護師さんは女性が多数であること
こうした背景があり、
執刀医・助手・麻酔科医・看護師・患者さんまで、
手術室の中が全員女性という状況が、実はよくあります。
まさに“雛祭り状態”の手術室です🌸
乳腺外科は女性医師が増えている分野です
乳腺外科は外科系の中でも、女性医師の割合が高い診療科の一つです。
現在はおよそ4割以上が女性医師とされ、若い世代ではさらに増えています。
乳がんは女性の病気という側面が強いため、
「女医さんで安心しました」
「同性のほうが相談しやすいです」
といった声を患者さんからいただくことも少なくありません。
特に手術では、胸というとてもデリケートな部位を扱います。
そのため、チームが全員女性であることに安心感を持たれる方も多いのです。
でも、本当に大切なのは性別ではありません
ここはとても大切なポイントですが、乳腺外科の男性医師も本当に優秀な先生ばかりです。
私自身も、素晴らしい男性の先輩や同僚に支えられながら学び、成長してきました。
乳がん治療はチーム医療です。
性別よりも、経験や判断力、そして連携が何より大切です。
治療に関しては、男女どちらの医師でも安心して任せていただいて大丈夫です。
それでも「女医がいいな」と思う気持ち
ただ、検診の場合は少し事情が異なります。
検診はまだ病気かどうかわからない段階で受けるものです。
元気な状態で胸を診てもらうことに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。
「できれば女医さんがいい」
「恥ずかしいから同性が安心」
そう思うのは、とても自然なことです。
その気持ちを大切にしていただければと思います。
ひな祭りに思うこと
お雛様は、子どもたちの健康と幸せを願う行事です。
娘と一緒に雛人形を飾りながら、
女性が安心して医療を受けられる環境の大切さを改めて感じました。
乳がん検診を受けようか迷っている方、
女医のいる乳腺外科を探している方、
ちょっと相談してみたい方、
どうぞ安心してお越しください。
ひな祭りのように、やさしく穏やかな気持ちで受けられる医療を目指しています🌸
